こだむ。が生きる、ろう文化の世界

こだむ。

こんにちは、こだむ。です⚘ ⸝⋆

ろう文化と聴文化の両文化を行き来し生活している中で、私の思う

ろう文化」について記していきたいと思います。



今日は少し違った目線で考えて欲しいと思い、

少し複雑な表現をしています。

私の生きる ろう文化について、一緒に感じていただけたら嬉しいです。

ろう者とは?

ろう者」とは、単に耳が聞こえない「聴覚障がい者」とは異なり、

独自の文化や言語を持つ人々を指します。

アメリカでは、
deaf」と「Deaf」という区別があり、

大文字の「Deaf」は

ろう者を一つの民族のように捉える考え方に基づいています。

彼らは日本手話を使用し、独自の価値観や生活スタイルを持つ

「言語的マイノリティ」としてのアイデンティティを確立しています。

「聴覚障がい者」とひとくくりにされることが多いですが、

ろう文化を持つ人々は、

単なる
「障がい者」ではなく、
一つの独立した文化を持つコミュニティ
なのだと

私自身、ろう文化について調べる中で実感しました。

ろう文化に触れることで、「聞こえないこと」を中心に考えるのではなく、

どうやってコミュニケーションを取るのか
どんな価値観を持っているのか

といった視点が大切だと感じています。

ろう文化の特徴

言語:手話という独立した言語

ろう文化の中心にあるのが

手話」です。

手話は単なるジェスチャーではなく、

日本語とは異なる文法体系を持つ言語です。

国によって異なる手話が存在し、

日本では「日本手話」が使われています。

また、

手話では表情や視線、
うなずき、
口の形などの

非手指記号」が文法的な役割を果たし、

音声言語と同様に感情や文の構造を伝えます。

私自身、日本手話について学ぶ機会がありましたが、

日本語と構造が違うことに最初は戸惑いました。

でも、手話を通じてコミュニケーションを取るうちに、

単なる
「翻訳」ではなく、

手話独自の表現」があることがわかり、

言語としての奥深さを実感しました。

歴史的背景

ろう者の歴史を振り返ると、長い間、音声言語が主流の社会において

抑圧を受けてきたことがわかります。

例えば、19世紀には「口話教育」が推奨され、

手話が禁止された時期もありました。

しかし、ろう者自身が手話を守り、

文化として発展させてきた結果、

現在では手話が一つの言語として認められるようになっています。

ろう学校の設立や、ろう者による権利運動の歴史を知ることで、

彼らがどのように自分たちの文化を守り、

発展させてきたのかを理解できます。


例えば、日本においても手話言語条例が制定され、手話の社会的な認知度が高まっています。

仲間意識の強いコミュニティ

聴文化では
個人主義が強くなりやすい一方、

ろう文化では
比較的仲間意識が強く、互いに支え合うコミュニティが形成されています。

これは、ろう者が歴史的に社会的な抑圧に直面してきたことも影響していると思います。

ろう文化の中では、
ろう者同士が情報を共有し、互いに助け合うことで、より良い生活を築いています。

私もろう者の方々のイベントに何度か参加したことがありますが、

そこでは本当に温かい雰囲気がありました。

聴者の社会では
「自分のことは自分で」と考える場面が多いですが、

ろう文化では
助け合うこと」が自然と根付いていると感じています。


具体的な手話表現や、ろう文化の中で身に付く特性があると私は思っています。

それらについてはまた別の機会にお話しさせていただきます。

ご覧いただきありがとうございました。

こだむ。への問い合わせや気になることがあれば、いつでもお気軽にご連絡ください⚘ ⸝⋆

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