こだむ。について

こだむ。

はじめまして。こだむ。と申します。

私は、聞こえない親を持つ、聞こえる子ども「CODA(Child of Deaf Adults)」です。

聞こえない親との日常を送りながら、ろう文化と聴文化という異なる二つの世界の中で育ちました。

このブログでは、私自身の経験をもとに、その中での学びや葛藤、そして未来に向けた夢をお話ししていこうと思います。

聴文化とろう文化で育った日々

私は、聞こえない親を持つ「CODA」—つまり、聞こえない親の子どもです。

私は、物心ついたときから手話が身近にありました。私の家では、日常的に手話が使われていて、家族とのコミュニケーションの主な手段でもあります。

しかし、外の世界では手話を使うことが少なく、学校や社会では手話を使う機会がほとんどなく、私は二つの異なる文化を行き来する生活を送ってきました。

子ども心に感じたのは、聴世界では手話が「特別な言語」とされること。自分にとってはごく自然な言語であり、コミュニケーション手段だったため、そのギャップに戸惑うこともありました。

それでも、家では手話が当たり前で、外では聴文化に合わせる。そんな日々を送りながら、私は両方の文化に深く触れ、それぞれの素晴らしさを学びました。

手話通訳士を目指す理由

私が手話通訳士を目指す理由は、両親がろう者であることに深く関わっています。

子どもの頃から、学校で親が先生や他の人々とスムーズにコミュニケーションを取れない場面を見てきました。それは、私にとって大きな不便さであり、私が通訳を通じて少しでもその不便さをなくせるのではないかと考えました。

また、手話は単なる言語ではなく、ろう者の文化や思考が詰まったものです。

それを正確に伝えることができる通訳士として、ろう者と聴者の間をつなぐ役割を果たしたいと強く感じています。

私がCODAとして育った経験から、聴文化とろう文化をつなげる架け橋になれるのではないかという思いがあります。

ろう文化と聴文化をつなぐ架け橋になる

また、私の夢は、ろう文化と聴文化をつなぐ架け橋となることです。

この二つの文化には、異なる価値観や考え方、伝え方が存在します。その違いを理解し、互いに尊重し合いながら、共存することの大切さを私は心から感じています。

ろう者たちには、彼らの世界で培われた深い文化と歴史があります。

一方、聴者が持つ文化は、音を中心に展開されています。音楽や言語、日常のやり取りには、音の存在が欠かせません。私はその両方の世界を行き来することで、それぞれの文化の素晴らしさを感じながら生きてきました。

しかし、この二つの文化が交わる場面では、時には摩擦や誤解が生まれることもあります。それを解消し、理解し合うためには、手話通訳士の役割が非常に重要だと感じています。

手話を使いこなすことで、両文化をつなぐ架け橋となり、相互理解を深めることができると思います。

これからの目標と夢

これから私は、手話通訳士としての資格を取得し、実務経験を積んでいきたいと考えています。

手話通訳士になるためには、技術だけでなく、ろう文化に対する深い理解が求められます。私は、ろう文化の深さを理解することを大切にし、通訳を通じてその文化を尊重し、伝えていく仕事をしていきたいと思います。

最終的には、ろう文化と聴文化が共に歩んでいける社会を作るために、積極的に活動していきたいです。

手話を学ぶ人々が増えることで、より多くの場所でろう者と聴者が自然にコミュニケーションを取れるようになり、互いの理解が深まることを目指しています。

私は、手話通訳士としてのスキルを磨きながら、ろう文化と聴文化の間に架け橋をかけ、両文化を尊重し合える社会を築いていくために、日々努力を重ねていきます。

こだむ。への問い合わせや気になることがあれば、いつでもお気軽にご連絡ください⚘ ⸝⋆

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