こんにちは、こだむ。です⚘ ⸝⋆
みなさんは、手話にも国ごとに違いがあるって知っていますか?
日本語、英語、スペイン語、韓国語、中国語…… 言語が違えば、手話も違う。
「手話は世界共通じゃないの?」
と思われるかもしれませんが、
実は、文化や生活習慣によって表現が変わるんです。
現在、私は英語を勉強中ですが、
ゆくゆくは「国際手話」も習得していきたいと考えています。
今回は、そんな「国際手話」と、
私が今でも大切にしているある手話表現についてお話しします。
日本のと世界の表現方法の違い

例えば、日本語と英語では、「くしゃみ」の擬音語が違いますよね。
日本語では、
「ハクション!!」
と表現するのに対して、
英語では、
「アチュッ!」
と表現します。
このように同じ動作であっても、国や文化によって表現方法が変わってくるものです。
そのため、手話ではない、”身振り”であっても、国や文化の違いによって表現の仕方がさまざまです。
手話も文化で変わる!「食べる」の手話が違う?

具体的に、日本とアメリカの手話の違いを動作を含めて見ていきましょう。
たとえば、
「食べる」。
日本では、
食事の際、箸を使ってお茶碗を持ち、食べるのが一般的ですよね。なので、
日本手話では、
片手をお皿に見立て、もう片方の手で箸を使って口に運ぶ動作をするのが特徴です。
それに対して、アメリカの手話はどうでしょうか?
アメリカといえば、ハンバーガーやサンドイッチがよく食べられるイメージがありますよね。
手話でもパンを手で掴み、口に運ぶ動作が表現されています。
こうして見ると、
手話って「その国の文化そのもの」なんだなって感じませんか?
「国際手話」――言葉の壁を越えるために
「じゃあ、国が違う人同士が手話で会話するのは難しいの?」
そう思いますよね。
実際、国ごとの手話を全部覚えるのはとっても大変です。
そのため、国際交流の場では、手話における共通語として作られた
「国際手話(International Sign)」が存在しています。
国際手話は、
できるだけ多くの人が理解できるように、
シンプルでわかりやすい身振りや表現で作られているそうです。
国際手話は
「国際会議」
「世界ろう者会議」
「デフリンピック」
などで使われており、世界中のろう者とのコミュニケーションに欠かせないツールとなっています。
言葉の壁を越え、手話が世界をつなぐ――
そんな素敵な世界が広がっているんです。
「アイラブユー」の手話がくれた温かい気持ち

有名なハンドサイン、手話として、
「I LOVE YOU」
があるのをご存知でしょうか?
🤟 「I」「L」「Y」のアルファベットを組み合わせた手話で、
「あなたを大切に思ってる」「愛してる」という気持ちを表します。
色々な場面で見かけるので、見たことがある方も多くいらっしゃるかと思います。
この手話は、私の生まれた故郷の手話サークルのキャラクターのモチーフとして、使われていました。
4歳の頃の私は、その意味も知らずに、集合写真を撮るときのポーズとして無邪気に使っていました。
でも、大きくなってから、この手話の本当の意味を知ったとき――
「私は、ずっと知らないうちに「愛してる」って伝えていたんだ」
そう気づいた瞬間、胸がじんわりと温かくなったのを覚えています。
無意識に使っていた手話が、こんなにも素敵な意味を持っていたなんて、、!
誰かがこのサインを送っているのを見ると、
そこに「言葉を超えた温かさ」を感じます。
無意識に使っていた表現が、心からの愛情を伝える大切な言葉だと気づいたとき、
言葉やと手話の素晴らしさを改めて感じました。
手話がつなぐ世界へ

まだまだ国際手話の勉強は始められていないけれど、
もっともっと、いろんな世界に触れて、手話の魅力を伝えていきたい。
「言葉」ではなく、
「手」で伝えるからこそ届く想いがある。
そんな手話の素晴らしさを、これからも大切にしていきたいと思っています。
今回は、私の好きな手話
「アイラブユー」
についてお話ししました。
言葉の意味など少しでも皆さんに伝えられたら嬉しいです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
それでは、また次回の「The CODA Explorer」でお会いしましょう⚘⸝⋆
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